日々セッション

音楽について考える事、研究、スケジュール等 - 佐久本丈一

入間川正美 沖縄ツアー

もう何度も共演させて頂いているが今回はGrooveとCosmosの2連チャン。

内容は完全即興。

楽曲の演奏は一つの料理、もしくは和食、洋食、中華、エスニック等、同一のカテゴリー内で料理を堪能する感じ。即興はオールジャンルのビュッフェスタイル。まさにおもちゃ箱をひっくり返したような遊び。それぞれのプレイヤーが長年培ってきて得た音を端から端まで捻り出して、記憶の隅から隅まで突っつき回して放出する、言わばそのプレイヤーの集大成が見られる。もうキラッキラに輝くアンサンブルなのです。でも私にとっては楽曲の演奏も完全即興もやる時の気持ちは一緒。共演者とのアンサンブルが1番。リズム、メロディー、ハーモニーの要素を抜いた音楽。「音」を主体とした音楽。

分かるやつだけ分かればいい、と思う反面、やはり興味も持って貰いたい。慣れないオーディエンスには、観方(みかた)、聴き方を説明するという事も大事なのだろうか。

あ、勿論プレイヤー側にもただのメチャクチャやっている人は結構居ますけどね。今回はそういるプレイヤーは居なかったけれど。