日々セッション

音楽について考える事、研究、スケジュール等 - 佐久本丈一

Bag’s Groove Ⅱ

今日は4コーラス目。(01:40辺り)

「このコーラスはいいかな」と、うっかり飛ばすところだった。

冒頭のトニック部分はメジャースケール。この明るさはそういう事だったのか。でも最後に♭7thに解決するあたりが渋い。で、サブドミナントはコンディミ。トニックに戻って2音のフレーズを、タイミングをずらしながら繰り返す。ドミナントはコンディミ。

ん?2箇所アボイドに解決している所があるぞ⁉︎

まあ7小節目は装飾音という感じだが、11小節目は明らかにシに解決している。小節の頭だからって解決していると解釈するのは安直かな?この辺クロマチックに進行しているので、そういうフレーズだという事か。そもそも聴いた感じに違和感ないし。11小節の途中までドミナントとも取れるか?

オーソドックスなプレイに聴こえても、やはり一流のプレイには様々なトリックが仕掛けられているのである。