日々セッション

音楽について考える事、研究、スケジュール等 - 佐久本丈一

ソロ

打ち込み、カラオケは含みません。楽器のソロ演奏の話です。

バンドから始めた人にとっては、ソロが一番しんどいですよね。

メロディ、リズム、コード、空気を一人で作っていかないといけない。

これが即興(アドリブ)演奏となれば、尚更難しいです。通常は共演者からインスピレーションを引き出され、次々新たなアイデアが生まれるのですが(全く生まれない事もありますが…)、ソロだと一人で捻り出さないといけない。

私が初めてソロでステージに立ったのは、バンドを始めてから約10年後、弾き語りでした。そして楽器のみのソロ演奏はそれから更に10年後です。

ジャズ、即興に限って言えば、早い段階からソロ演奏を想定した練習はすべきだと思います。

ソロ、デュオ、トリオでは同じ曲でもプレイの仕方は当然違います。そして、例えばトリオであっても、ピアノがあるかないか、ドラムがあるかないか、ベースがあるかないかで、プレイの仕方は変わります。それがアンサンブルなのです。そしてソロはひとりアンサンブルなのです。

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