熟練者の洗練された音と、初心者（もしくは中々上達出来ない人）が発するあまり綺麗とは言えない音は誰が聴いても区別出来るでしょう。熟練者は洗練された音を出す為、長い時間をかけて無数の音を吐いては捨て、吐いては捨てを繰り返し、腕を磨いて来た訳です。
では長い時間をかければ良いのか？という事ではありません。まず初心者（もしくは中々上達出来ない人）が「自分の発する音が理想通りではない。もっと良い音を出したい！」と思い念じながら研究を重ねる事。その意思無しに長時間練習に取り組むと、悪い癖を助長させ、その癖を矯正する為の時間が更に必要となります。理想の音をイメージ出来、その理想に対して、自分の発する音はイメージに近付いているか、程遠いのか。
でもやっぱり長い時間かかりますよ…それを苦労と思わないのが才能なので。
